玉子とバター

おいしいサンドイッチの作り方

四十九

今年もおみくじを引いた。

看板には100円と書いてあったのに目が死んだ巫女バイトに200円と言われ、よく分からないまま200円払って引いた。

引いた番号は四十九番で、正月早々縁起が良い。外国人ピッチャーの背番号だ。

 

部屋番号みたいに縁起が悪そうな番号を抜いたりという配慮はどうやら無いらしい。

「今財布に5円玉がない!」とお賽銭を投げる前に母とごちゃごちゃやっていたのが陳腐な茶番のようじゃないか。

この場ではこの200円のおみくじが真理。所詮は宗教法人。

 

そんなことをうだうだ考えていたからかおみくじで何が出たか、全く覚えていない。他人の投稿の中で注視しないランキング3位になりがちな「おみくじ引いた〜◯吉!」写真も撮らなかった。

確か末吉とかなんか微妙なやつで、「就職 難あり」を去年引かなくてよかった〜!と親に向かってコメントしたことは覚えている。

とにかく人混み(たかが知れている)からさっさと抜け出したくて、内容もそこそこに枝に結んでしまった。

 

おみくじに関しては引くという行為に満足してしまって、一年間覚えていられた試しがないので別にそれでよかったのかもしれない。

 

三が日が明けてもぐずぐず引きずる不調から体力の衰えを感じてやまない。

今だって急に胃がきりきり痛くなって眠れなかったから、気を紛らわせるためにベッドで毛布にくるまりながら久しぶりに書いている。

読み返して、胃をより一層痛めつけるような昔の記事は非公開に。

 

あれもこれも、全部四十九番のせいにすればいい。