タイトルを考えるのが面倒だから今聞いている曲名をそのまま使う事にする。
北海道旅行に出発した両親が不在の中、11時少し前にベッドから抜け出した。
少し開けた窓から涼しい風が吹き込んでくる中で、薄手の布団に包まれているといつまでもこのままでいたいという気持ちになる。
秋に近づいてきた最近は、その多幸感と起きなきゃいけないという使命感に板挟みになりながらしぶしぶベッドから出ることが増えてきた。
夏の終わりから一気に気分がふさぎ込みがちになるけれど、ベッドの中でそうしたささやかな戦いをしている時間があるというのは、この季節の好きなところかもしれない。
忘れないようにしよう。
なんて書きつつも今日に限って言えば、目が覚めた原因は自室の扉を働き者のルンバ君に猛烈にノックされたからだ。
私が寮生活で不在中に導入され、ペットよろしく両親に構われるようになっていたルンバ君。
平日朝9時30分からせっせと働き始める彼のおかげで、両親の喧嘩の原因となる母の掃除の負担が減ったと思うと感謝感謝。
しかし彼は怠惰な人間には厳しいやつなのだ。
今日という日について考えてみると、私個人としては大学4年生の夏休み最終日ということらしい。
明日から学校が始まる。「祝日なのに…」という恨み言は4年間ですっかり干からびてしまった。そもそも単位をほぼ取り切ってしまっているので、明日も別に大学に行く予定はない。
しかし大学生としての夏休みが今日で最後、というのはなかなか心が乱されるものがある。
私は最後の夏休みをどう過ごしたか。
この夏休みを振り返ったところ虚無しかなく、何も生み出すことが出来なかったというのが所感である。何かしら残さなければいけないという焦燥感だけが募った夏休みだった。
全体的にやる気が起きず、無為にバイトをしていることが多かった。海外旅行も一人旅もプールもディズニーも花火大会も行かなかった。
将来後悔するかもなあと思いながらそれでも何もする気が起きなかった。
無力感と諦め癖を改善したいと思い続けて何もできなかった。日々自己嫌悪と希死念慮が悪化して夜には頭を抱えるのに、朝にはけろりと布団の中でぐずぐずする愚鈍な生き物に成り下がって終わった。
そんなのはいやだ!と某アンパンマンの曲にあるような明確な意思表示をするエネルギーもないけれど、それでもじわじわと頭の内側が腐っていく感覚にぞっとして、何か変えなきゃなあと思った。
ので、これを機に毎日何かしら文章を書くことにしたい。
とりあえずこれから根津神社のお祭りに行ってくる。この夏で悪化した出不精も治していきたいところだ。