玉子とバター

おいしいサンドイッチの作り方

目玉焼き

たまごが好きだ。

食べるのも好きだしモチーフになっているのも好き。

漢字の「卵」は生き物や材料的なイメージがしてワクワクするし、「玉子」なんてもうふわふわでほっくりとした味がしてきそうで好きだ。

「卵」は生の白身みたいな透明っぽい色のイメージだけれど「玉子」は白とくすんだ淡い黄色。ちなみに「たまご」は白とぱきっとした黄色。

 

目玉焼きはなんてうつくしい料理なんだろうと思う。

火を通して濃い黄色になったつややかな黄身をつついて、半熟の黄身がとろりと流れてくる様子は恍惚としてしまう。

 

不透明な白を湛える外縁の白身とそれに柔らかく守られている黄身のバランスのとれたフォルムはまさに食べる芸術品だと思う。

 

油を大目にフライパンに入れてフチが少し焦げてかりかりとしている目玉焼きもおいしくて好き。途中で水を入れて蒸し焼きにしたぼんやりと白みがかった目玉焼きはやさしさが3割増しになっていると思って慎重に食べてしまう。

 

目玉焼き信仰が強すぎて、その見た目を極力汚したくなくて、かけるのは塩一択。