玉子とバター

おいしいサンドイッチの作り方

独裁スイッチ

ドラえもんひみつ道具、誰しも人生で一度はもし〇〇があったら〜なんていう想像をしたことがあるとは思う。

 

二大派閥、どこでもドア派とタケコプター派。

私はどっちだったか、すこし考えてみたんだけれどピンと来ないのでどっちでも無かったのかもしれない。

 

毎回のび太が学習もせず道具に頼って痛い目を見るストーリーがあまり好きじゃ無かったからかもしれない。学ばない人間は馬鹿だと、それこそ馬鹿正直にのび太にイライラしていた気がする。あとのび太ママがめっちゃ嫌いだった。トラウマストーリーはバイバインの栗まんじゅう無限増殖回。

 

話が逸れた、印象に残ってる道具といえば独裁スイッチ。

 

なんとなく覚えてるストーリーは、いけすかないと思った人間を一押しするだけで消せる独裁スイッチでのび太が人を消しまくって最後ひとりぼっちになって助けてドラえもんってやつ(だったはず)。

 

当時、今以上にひとりぼっちに対する恐怖心が強かったから、ありえない愚行として印象に残ってるのかもしれない。

 

家族とか友達とか消すなんて、信じられない〜〜!!!

 

と、小学生の私は買ってもらえた唯一の漫画だったセレクト集を読み込む純粋な読者に過ぎず。

 

で、22歳になった今、なんでこんなことを書いたかというと、ふと眺めていたTwitterのタイムラインに並んでいたアカウントがひたすらに

NHKニュース

・音楽ナタリー

・ラッコの村bot

朝日新聞

・Fashion Press

だったからで。

 

どうしてそんなタイムラインになっているかというと、最近目についた知り合いのアカウントをことごとくミュートしているからであって自業自得ということです。

 

要はつまり人差し指一本で友達を消せる。

不快なもの、嫌いなものは簡単に見えなくできる。

案外簡単だったなあと思ってしまう。独裁スイッチ。

 

Twitterのタイムラインとのび太の現実世界とでは少しニュアンスが違うだろうとは思う。

でも、あんなにあり得ないと思っていた独裁スイッチを押すことに近い行為を案外あっさりやってしまうほどにはって思ったりしている。

 

そういえば、好きな登場人物はミニドラの赤いやつだった。